猫史のヨーロッパ紀行

オランダ在住の革職人&フォトグラファーのブログ

さかさ


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ネットなんとなく調べてみたら、ユトレヒト周辺にも革が売っている場所を見つけ、おぉこりゃ一度偵察に行かねばならんということで朝から電車に乗って目的地へ。

今日は土曜日だってことは知っていたので、もしかしたら休みかもしれんなぁと思いながら結構な距離を歩いて行ったんだけど、案の定休み。

「あいやー。まぁ見に来れただけでも良いか」と帰ろうと思ったら、横から急にジャーマンシェパードが表れて、ダリみたいなヒゲをしたおっさんが近づいてきた。

「どした?」と言うので、「俺、日本人。革買いたい。見たい」と言ったら、「鞄とか作るのか?」と訊かれ、「うん」と答えたら「ちょっと待ってろ」と言ってシャッターを開けてくれた。

前回行った革屋とはまた違った雰囲気で、今まで聴いたことないなと思ったんだけど、まさかの量り売り。

これがなんともまぁ、計算しやすいし、色々と微調整も出来るのでいくつか革を買い、一度日本に帰るけど、こっち戻ってきたらまた来るよと言って握手して帰ってきた。

そんでわかりづらいけど、写真のおっさんの後ろに習字みたいな感じの紙が貼られてて、「これどしたの?」と訊いたら、「なんかな、アジア人が俺のヒゲを見て写真撮らせてくれって言うんで撮らせたら、これくれたわ」と言う。

「そっか良かったね」

「うん」

「たださ」

「うん?」

「これ、逆さだよ」と言ったら爆笑してた。

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