猫史のヨーロッパ紀行

オランダ在住の革職人&フォトグラファーのブログ

ビートルズと歯車の大きさの一致


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フランスにいるカモみたいな鳥は、近づけば近づく程そのデカさが気になって、ついつい寄り過ぎて威嚇されたりしてる。

今日は日用品を買いにスーパーとかに行ってきたんだけど、なんかようやく自分が住んでいる街っていうような感じがして、妙にふらふらしながら歩いてきた。

そんでその途中で生地屋さんがあったので店に入り、ほうほう、なるほどフランスで売ってる帆布ってこんな感じなのかとか思いながら色々と触っていたら、「ボンジュール ムッシュ」と言われ、ボンジュール。

で、昨日はリヨンの革職人にどこで革が売っているのか訊きにいったんだけど、どうやらリヨンでは買えないっぽいって話で決着がついたんだけど、まぁね、一人の人の話で全てを判断すべきじゃねぇよなと、生地屋のマダムにも訊いてみた。

いつものように、「ドューユースピーク イングリッシュ?」

フランス人は日本人と同じくらい英語が話せない。

先日までいたオランダではどんなおばあちゃんでも英語で話していたけれど、フランスではそうはいかない。

ってかそもそも、俺も英語話せないし。

で、なんやかんやで訊いてみたら、やっぱりね、結局革を小売りしているところは無さそうだという結論に達しました。

ただ、じゃあそうですか、ではどうしましょうかと色々悩んだ結果、最終的には「あぁ、そっか。じゃあ直接タンナーに訊いてみて、オッケーだったら買いに行こう」っていう結論に達し、今月中にイギリスかベルギーのタンナーさんに会いに行こうと思っています。

正直それに、イギリスのヌメ革をメインに使いたいなぁってこのところ思っていたので、それはそれでちょうどいいのかなと思うんです。
どうにもイタリアの革は質は良いんだけど、僕にはちょっとオイルの量が多過ぎる気がして、傷とかもつきやすいものが多いなぁっていう印象が拭えず、そうなるとこの辺で手に入れられる革って言えば、イギリスの革なのかなと思っとるわけです。

それに飛行機代、めっちゃ安いし。

というわけで、イギリス仕入れツアーでも行ってこようかなと思ってる次第です。

 

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最近家の中でずっとビートルズばっかり聴いてる。
ブラックバード、ノルウェーの森、アクロス・ザ・ユニバース、ゴールデンスランバーは特に多い。

すぐ近くにある問題だったり、将来的な問題だったり、問題だと思っているけれどよくよく考えたらそんなに問題じゃなくて、自分で勝手に問題にしているようなことをぐるぐると頭の中で回して、いろんな部分を端折って最終的な結論として「あぁ、とにかく日本を出てヨーロッパに出てきて本当良かったなぁ」って思っています。

今のまま、革の仕入れや写真の仕事がうまく回らずに金が無くなれば、金も結構無いので一時帰国してちょっと金貯めてまた戻ってくるってのも十分に考えられるんだけど、なんかその、今まで日本にいるときはいつも「心ここにあらず」ではなく、「体ここにあらず」みたいなすっごいフワフワとした状態で暮らしてきたんだけど、やっぱりどうにも僕はヨーロッパが好きらしい。

好き、というか、とても楽なのでヨーロッパでどうにか暮らしていこうっていう、ようやくどこかに定住して暮らしたいという気持ちが芽生えてきて、きっと僕は今までその違和感の中でずっと暮らしてきたけど、こっちにきてその違和感が無くなって、大きなことや小さなことが少しずつカチ、カチと噛み合っていっているような気がするんです。

まぁ、僕の中で5年後。

43歳になったときにもうなんだろ、迷いの無い中で仕事していけたら最高だなと思っているので、ここからまた貧乏生活が続くんだろうけど、その中でくるくると回りながら暮らしていけたら最高だなぁと思っています。

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