猫史のヨーロッパ紀行

革職人&フォトグラファーのブログ

次の土地はユトレヒト


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午前10時、ウドに駅まで送ってもらい、フランクフルト中央駅へ。

そこから徒歩5分くらいのところにバス乗り場があるんだけど、いやもうこの重たい荷物を持った状態で行くの大変だなと思いながら、ガラガラと工具の入ったスーツケース(23キロ)を引っ張りながらバス乗り場へ。

かなり早めに出たのは自分でもわかっていたんだけど、そこから1時間適当なところで時間を潰せるだろうなと思っていたのに、周りはほぼマンションだらけで全然休めるところが無い。

あー、どうしよ、なんかもういろんな嘘をつきながら「金くれ」って言ってくるやつが多過ぎて、最後に来た中東出身みたいなのがしつこいので、「お前働け」と多少声を荒げてその場を立ち去る。

そんで、また駅に戻ってサンドイッチと水を買い、なんかしばらくぼけーっとしてからまたバス乗り場に戻ったら、予定よりかなり早めにバスが来てる。

かなりの行列になっているので僕もその最後列に並び、ただ一応このバスの番号が知りたいなと思って前に行きたいんだけど、荷物が多くてなかなか動けなくて、どうすっかなと思っていたら、金髪の若いドイツ人女性がスマホで何やらやっているので、「すみません」と声を掛けた。

「はい?」と言われたので、「ちょっと1分だけこの荷物見といてもらっても良いですか?」と訊いたら、ここ最近見た笑顔の中で最も可愛い顔で「ヤー (イエス)」と言われたので、その時点で僕はもう恋に落ちた。腰くだけになるところだったわ。

で、バスの番号を確認したら間違い無さそうで、戻って女の子にお礼を言い、そのまま僕はまた並ぶ。

そうしたら今度はスタイルの良いブロンドの女性が目の前に居て、僕は得意の「見てないようで見てるの術」を使って、ちらちらとその女性をガン見し、荷物をバスの中に入れるときに結構な高さだったので女性がこりゃ大変そうだと僕も手助けをしたら、「Thank you」と美人な声で言われた。

僕も荷物を同じように入れるとその女性が「どこから来たの?」と訊いてきたので、僕は日本からと答え、君は? と訊いたら「カナダから」と言われた。

カナダ人って良いよね。あまり会ったことが無いんだけど、アメリカ人と違ってなんかその、シャンとしてるというか、目の前の問題をいつもきちんと片付けて生きてそうなそんなイメージがある(わかりづらいイメージだな)

そんで数分簡単に話をしていたらいよいよバスに乗り込む時間になり、その女性が先に乗り、次は僕の番になったのでパスポートを見せたら、訛りの強いドイツ語を話すおっさんに「え、そんな名前、リストに無いんだけど」と言われ、「え? チケット買ったよ」と言うと、「どこ行くのよ?」と訊かれ、「ユトレヒト」と答えたら、「こっちじゃない! あっちだ! 走れ走れ!」って言われ、急いで荷物を奥から取り出してめっちゃ走って正しい方のバスに乗りましたわ。

汗を拭いてバスのイスに座り、はぁ、あのカナダ人の女の子の隣で6時間のバス移動出来たら最高だなと思ってたのになぁとそれなりに落ち込んでいたら、バスが少し込んできた。

正確な数はわからないけれど、40シートあるバスだとして、乗客は21人。

つまり、一人だけは誰かと二人、横並びで座らなきゃいけないっていう状態になっていて、まぁそれでも僕みたいなアジア人の隣には率先して誰かが座ってこないだろうと安心して窓の外を見ていたら、ドサッという衝撃があり、え? と右隣を見たらインド系のおっさんが座った。

別に良い。インド系であろうと何系であろうと良いんだけど、バスが動き出すといきなり電話で話始め、しかもその声がでけーの。

さっすがイライラし始めて、僕はトントンとおっさんの腕にノックして、「プリーズ」と言いながら人差し指を口の真ん中に持ってきて(静かにしてくれ)の合図。

するとそれをわかってくれたみたいで声を落として話し、しばらくすると電話を切ってくれた。

で、退屈だし寝るかなと思ってたら、また何度かの電話が鳴り、その都度おっさんは出る。多少小さい声だけど、くすくす笑ったりしながら話す。

そんでそろそろ寝れそうだなと思ったときに、なんか知らんけど今度はスマホで音楽を鳴らし始めるおっさん。

僕はもうなんか笑えてきて、その席を離れて寝ているオランダ人っぽいおっさんの隣に移動したのでした。

 

そんなバスでの移動が終わり、やっとユトレヒトに到着。

降りたところは駅の裏側というか、駅の栄えてない側の方に降りた。

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すっごい、さっぱりとした感じ。

あれ? 都会なのか田舎なのかわかりづらいなと思いながらも、またあの重たいスーツケースを引っ張りながらchavoの住所に向けて歩き始めた。

 

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俺さ、知らんかったんだけど、オランダって自転車の国だったんね。

後にchavoに訊いて知ったんだけど、オランダは人口一人当たり1.1台の自転車があるんだってさ。

みんなすげー体が大きいし(※平均身長が世界一高いはず)、それを運ぶ自転車だからごっついのよ。

でもそんな風に自転車の人口が多い分、その辺は凄い整備されていて、徒歩レーンと自転車レーンがかなりはっきりと分かれているような、そんな印象でしたわ。

 

で、ようやくchavoの家に到着。

玄関のチャイムを鳴らし、ガチャっと開いた瞬間のchavoの第一声が

めっちゃ太ってるし」だった笑 全く否定は出来ん。

居間に通してもらい、荷物を降ろし、大きくなったフーと初めて会った。
前に会ったのはフーが生まれたばかりの頃で、当然覚えてるわけもなく、寝起きってこともありギャン泣き。

 

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chavoが「ふーちゃん、ほら、猫おじさんが来たよ」と言うんだけど、ずーっと泣いてる。

「ごめんね、寝起きだから泣いちゃって」とchavoが言い、いやいや全然大丈夫よ、なんか写真でも撮っとくわと家の中をパシャパシャ。

その間、chavoは晩御飯の準備をしてくれた。

あー、もう久々の家庭の味の日本食。ちょっと涙出そうになったわ、美味過ぎて。

 

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(※早く食いたいから露出合ってません。明るすぎてすまぬ)

で、食った。俺は食った。

ご飯3杯と唐揚げ、みそ汁、漬物、海苔、納豆。

最高でしたわ、最高だよ日本食。そして用意してくれたchavoは天才。

 

で、ご飯を食べているとフーも少しずつ笑顔になってきて、めっちゃ話しかけてくるようになった。

何言ってっかわからんけど、何か言う度に僕はご飯を食べながら「まじで? すーごいね」と言い、何を言われても「すげー。へー、すっごいね」と言いながらご飯をむしゃむしゃ。

 

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泣き止んでからのフーのしゃべりは止まらず、chavoと僕が話していると必ずそこに話を放り込んでくるので僕とchavoの会話が成り立たないので、まぁいいねと言ってひたすらフーの相手をしてた。

どうやら多少警戒心を解いてくれたみたいで、chavoが食器を片づけに行ったときに向かいのイスに座ってきた。

 

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じーっと見てから、また喋り始めた。

 

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「食べるー?」と言いながら、パプリカ一口食べるフー。

 

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(本当はパプリカ食べたいけど…、太った猫おじさんが来てくれてるし…)みたいな表情。

 

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で、これを置いて、どっかに行った笑

 

ご飯を食べ終わり、そろそろフーが寝る時間ってことになり、chavoとフーは寝室へ。

そのとき多分22時くらいだったから、「じゃあどっかに飲みに行ってくるね」と言い、風呂に入って簡単に着替えをして一人でユトレヒトの町の中へ。

chavoの家に来る途中で「あ、なんかこの店良いな」と思ったところがあったので、そこに向かってみることにした。

ドイツは飲食店の開いてる時間がかなり早く閉まってしまうので、オランダはどうなのかなと思っていたけど、開いてた開いてた。

店に入ると店主のニーサンが気さくな感じがたっぷり出てて、僕が「ハロー」と言いながら入っていくと、「おぉ、また来てくれたんか!」くらいの表情をしてくれるのでそれだけでなんかもう良い店だなと思った。

 

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Café DeRatってお店。

このニーサンが店主なんだけど、字とか絵とか味があって良い感じさ。

 

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なんでRatって名前なんだろね?
詳しく訊くと怖そうだから、この猫のライバルだよーみたいなそんなファンタジーな話で終わらせてもらいたい。

この猫、全然ここから動きませんでした。

 

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そんな感じでオランダ生活がスタート。

最低でも1週間はお邪魔させてもらいます。

今日は多分森に散歩に行って、帰ってきてから僕はネットショップとかのリニューアルをすると思います。

では、また明日か今晩!

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